病気の治療などでお世話になった医師や主治医に対して、お礼の手紙をかきたいと思っている方もいらっしゃるかとおもいます。医師や主治医へのお礼の言葉を手紙にし送りたい時の例文や病院へ手紙を出す時に困らない例文をご紹介。
お礼の言葉の伝え方や医師への挨拶文など様々な事で悩んでしまう場合もあると思います。どんな感謝の言葉を伝えたいかを明確にする事が大事です。
書き方について悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?医師へのお礼の手紙の書き方について例文や書き方のポイントをご紹介いたします。
病気や怪我などで病院へ行かれた方で、先生にとてもお世話になったのでなにかお礼をしたいと考えている方もいらっしゃるかと思います。
そんな時に思い浮かぶのが「御礼の品」ですが、病院ではお礼の品を受け取らないようにと方針を決めているところもありますので、受け取ってもらえない可能性もあります。
ですが「手紙」であれば、快く受け取ってくれるところも多いので、お礼を伝えるために手紙をかくことをおすすめします!
医師へのお礼の手紙をかくときの注意点についてご紹介いたします。お世話になったお医者さんに心を込めた手紙やお礼状を出す時に注意点をチェックしてお礼の気持ちを伝えましょう。お礼の手紙を送っても言葉がマナー違反や迷惑になってしまっては意味がありません。
菓子折りや現金のお礼は受け取らないとしている病院もあります。手紙程度ならOKとしているところも多いのですが、病院によっては手紙の受け取りも不可としています。
せっかく書いたのに、受け取ってもらえないのは悲しいので、事前に手紙の受け取りは可能かどうか訪ねておくことをおすすめします。
ビジネスシーンなどで使われる一般的な宛名は「様」や「御中」ですよね。ですが医師に対して手紙を出す場合の宛名は全く違う書き方をするのです。
医師への宛名の書き方と例文は以下のとおりです。
【〇〇病院(病院名)+外科(科名)+部長(役職名)+〇〇先生(名前)+御侍史(脇付)】
最後の「御侍史(おんしじ)」とは脇付という敬称のことを言います。医師に付ける敬称はこの「御侍史」もしくは「御机下(ごきか)」どちらかの敬称を付けるようにしましょう。
侍史=秘書のような意味があります。
つまり「直接先生に手紙を渡すのは恐れ多いので、秘書の方に預けます」という意味となります。実際に秘書に届いたとしても、しっかりと医師本人に届くので安心してくださいね。
文字の通り「机の上に置くほどの重要な手紙ではありません。机の下に保管していても大丈夫ですよ」と、謙遜する意味があります。御侍史と同様、実際に机の下にポイされるわけではありませんので安心して下さい。
例えば「治療の際はお声がけ頂き」とするよりも「治療の際はお声がけいただき」と「頂き」の漢字をひらがなに変更するだけでも、やわらかい表現になりますよね。
他にも「有難う」と「ありがとう」など、ひらがなで表現したほうが優しい印象になるものは、ひらがなを使うようにすると良いでしょう。ひらがなにするべき漢字は特に決まっていませんので、全体的なバランスを見ながら調節することをおすすめします。
沢山のお礼を伝えたいと、伝えたいことをダラダラと文章にしてしまうと「くどい」と思われてしまうかもしれません。忙しい先生の場合は、最後まで読んでくれない可能性もあります。長くても便箋2枚で収まる程度の長さにすると良いでしょう。
一般的には、縦書きのものでシンプルな便箋とシンプルな白い封筒を使用することをおすすめします。横書きやイラストが入っているもの、カラフルなものはお礼状に適していないのであまりおすすめできません。
使用するペンですが、鉛筆やシャープペンなど消せるものは避けて通常のボールペンや万年筆などの使用がおすすめです。お礼の手紙は出来る限り気持ちを込めて綺麗に書く事が重要となります。
では具体的にどのようにかけば良いのか、例文をご紹介いたします。例文を参考にし主治医や医師や看護師への感謝の気持ちを作成しましょう。
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拝啓
立春とは名ばかりで、まだまだ寒い日が続いております。外科の皆さまにおかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
1年にわたりまして入院中は親身になって診察・治療・入院生活を支えてくださり、多大なるお気遣いをいただきました。
先生をはじめ、看護師の皆さまのおかげで順調に回復することができましたこと、心から感謝しております。
~なにかエピソードがあれば~
私は今、病気が治って幸せな毎日を送っています。これからも先生に治していただいた体を大切にしながら感謝を忘れずに日々暮らしていこうと思います。
本当にこの度はお世話になりありがとうございました。
敬具
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定型文をそのまま使用することは問題ありませんが、感謝を伝えたいのであれば自分の言葉で伝えることをおすすめします。
そのためエピソードを入れるのもいいでしょう。エピソードの内容は、病院であった印象的な出来事や、先生にお世話になったことで印象に残ったことなどを書きましょう!
医師へのお礼の手紙は、先生の自宅に送るのはNGです。自宅の住所を知っていたとしても自宅に送ることはしないようにしましょう。正しい送り方は、病院へ郵送で送る方法です。宛名は、病院やナースステーション宛などにして送るといいでしょう。
基本的な内容はありますが、お礼の気持ちが一番大事です。医師以外にも看護師さんなどに出す場合にも注意をしましょう。あまりに長すぎる文章の場合は喜ばれない事が多いですので、注意し簡潔に感謝の気持ちを伝えましょう。
病院へ送る手紙は、通常の送り方と違い敬称に「様」や「御中」ではなく「御侍史」もしくは「御机下」と入れるようにしましょう。
大切なことは、正しく書くことではなく、自分の感謝の気持ちをしっかりと伝えられるかどうかということです。病院に入院をした時に主治医になってくれたお医者様や看護師さんには出来る限り必要な言葉を選んで簡潔に感謝の気持ちを伝えましょう。
手紙の内容には病院でお世話になったことを書いておくだけではなく、退院後の体調などを書いておくと先生も喜ばれますのでおすすめです。例文を参考にし自分の言葉で綺麗に書く事を心がけて手紙を出しましょう。