上司との食事の基本的なマナー!注文と乾杯や会計まで注意点や評価アップポイント

上司との食事の基本的なマナー!注文と乾杯や会計まで注意点や評価アップポイント

上司に食事を誘われて、嬉しい方もいれば憂鬱な方もいらっしゃいます。どちらにしても、食事の際の最低限なビジネスマナーは知っておきたいところですよね。

マナーが守れるだけで、上司からの評価アップも期待できますので、最低限なマナーは知っておきたいところです。上司との食事で基本的なマナーについて、注意点や評価アップのポイントもご紹介いたします。

上司との食事の基本的なマナー

上司との食事の基本的なマナー

上司との食事の基本的なマナーについてご紹介いたします。

まずはお店を褒める

せっかく上司が選んでくれたお店です。センスを褒める意味でも、まずは選んでいただいたお店自体を1つでもいいので褒めましょう。

無難なのは、お店の雰囲気を褒めることです。「素敵な雰囲気のお店ですね」と一言伝えるだけでも上司はいい気分になってくれます。

座る席の気配り

ビジネスマナーでよく言われているのが「上座」「下座」です。上座は目上の方、下座は目下の方が座る席で、出入り口に近い席が下座、出入り口から遠い席(人の出入りが少ない席)が上座となります。

どのような食事会であっても、上座・下座は必ず気にするようにしましょう。お店の作り上、上座・下座がわかりにくいお店もありますので、その際は影でこっそりと店員さんに聞いておきましょう。

注文の金額について

上司からの食事のお誘いであれば、ごちそうしてくれることが多いと思います。上司から「好きなものを食べろ」とおっしゃってくれることもあります。おごってくれるからといつもは手を出しにくい高い食べ物を注文したくなる方もいらっしゃるかと思います。

上司よりも高い物を選んでしまうと失礼な人と思われてしまう可能性もありますので注意が必要です。上司が選ぶのを待ってその金額よりも低いものを選びましょう。(安すぎても良くないので、極端に安くないものを選ぶようにしましょう。)

喫煙について

近年では全席禁煙としているお店も多く、喫煙者は非喫煙者に対して気遣いができるようになってきています。すべてのお店が全席禁煙となっているわけではなく、喫煙者は喫煙できるお店を選ぶ方もいらっしゃいます。

上司が喫煙をしている方の場合、できる限り嫌な顔をせずにいましょう。持病やどうしても我慢が出来ない場合は席を外しても構いません。自分が喫煙者であっても、上司が非喫煙者、もしくは喫煙家であれば喫煙は我慢するようにしましょう。

食事の基本的なマナー

  • 着席は椅子の左側から
  • 咀嚼・食器の音など、音を立てない
  • 髪の毛が長い場合、まとめる
  • 露出度の高い服はNG
  • 迷い箸・刺し箸はNG

また、おしゃれなディナーなどに同席する場合は

  • フォークやナイフは外側から使用
  • 口をふくときはお店のナプキンを使用

など、テーブルマナーにも気をつけましょう。

お酒の席の場合の基本的なマナー

お酒の席の場合の基本的なマナー

お酒の席の場合は、お酒の席特有のマナーも存在します。

乾杯のマナー

乾杯は目上の方のグラスが上に、目下の方のグラスが下になるようにぶつけるよう心がけましょう。乾杯がワイングラスの場合傷んでしまわないように、ぶつけずグラスを軽く持ち上げるだけにするよう気をつけましょう。

グラスに入っているお酒の量は常に監視

上司のグラスが空になってしまわないよう、3分の1に減った時に必ず上司へ「いかがですか?」と声をかけてお酒を注ぐようにしましょう。飲み物の変更がある可能性があるので、必ず一声かけます。

できるだけ上司が自分でお酒を注ぐことが無いよう、目を光らせておく必要があります。お酌をする場合、手の位置は瓶の中間を利き手、反対の手で瓶を下から支えるように、そしてラベルが上に来るように瓶を持ち、お酌するようにしましょう。

上司からお酒を注ぐと言われた時

上司からお酒を注ぐと言われた際には、グラスは両手で持ち注ぎやすいように口を傾けます。注いでいただいた後は、コップをすぐに置いてしまうのはマナー違反となりますので、必ず一口飲んでから(1度口につける程度でもOK)グラスを置きましょう。

上司との食事で注意する点

上司との食事で注意する点は以下のような点です。

料理の批判はNG

料理があなたの口に合わなかったとしても、「美味しくなかった」などのマイナスな感想は絶対にNGです。上司が選んだお店の味を批判するということは、上司の好み・センスも批判しているという事と捉えられても仕方がないことです。

口に合わなかったとしても、美味しかった?と聞かれたら「とても美味しかったです」と一言伝えましょう。

会計までは待機

お会計の雰囲気になっても、お会計のことについては自分から言い出さずに待機しましょう。「早く帰りたい」と捉えられてしまう可能性もありますので、上司が「そろそろ」と言われるまでは、耐えてください。

食事会の出来事は他言NG

特にお酒の席の場合、上司が普段見せない顔を見せることもあるでしょう。もし言いふらされたと知られてしまったときには、信用を失ってしまいます。誰かに言いたい出来事があったとしても、絶対に言わないでおきましょう。

謙虚さを忘れずに

「今日はおごる」と言われていたとしても、お会計のときには「やっぱり出させてください」とお財布を出して言うと謙虚さが伝わります。奢られて当たり前という雰囲気は絶対にNGですので、気をつけましょう。

上司との食事で評価アップのポイント

上司との食事で評価アップのポイント

以下のポイントを事前にチェックすることで、評判アップの可能性も!

マナーをしっかり守る

社会人として最低限の食事マナーは必ず守りましょう。食べ方が汚かったり、上司が不快と思う行動を取ってしまうだけでも「世間知らず」「常識知らず」と評価が付いてしまいます。

上司との食事会は評判アップのチャンスでもあります。しっかりとマナーを学んで、食事会に挑みましょう。

翌日再度直接お礼を伝える

上司に「連れて行ってよかった」と思われるためにも、翌日もしくは次に上司に会うときには挨拶と「この前はごちそうさまでした」と一言お礼を伝えましょう。「楽しかったです」「美味しかったです」などの一言を付け加えるとさらに喜んでもらえます。

マナー正しく信頼関係を築く

上司との食事は、仲を深める良いチャンスでもあります。ここでしっかりと、マナーが分かる大人な姿を見せて信頼関係を築くことも大切です。会話はしっかりと楽しみつつ、マナーもしっかり守りましょう。