喪中はがきの書き方とは?会社へ知らせる必要性や期間中の対応とポイントや注意点

喪中はがきの書き方とは?会社へ知らせる必要性や期間中の対応とポイントや注意点

身内が亡くなると、色々な手続きでバタバタしてしまいますよね。その手続きの中でも、喪中はがきについて悩んでいる方も多くいらっしゃるかと思います。

今回は、

  • 喪中はがきの書き方
  • 会社へ知らせるべきかどうか
  • 喪中期間中になにをしてはいけないのかなど基本的なルール

主に上記の3点についてご紹介いたします。

喪中はがきとは?

喪中はがきとは「喪中のために新年の挨拶を控えさせていただく」ということを伝えるために出す挨拶状のことを言います。喪中はがきを受け取った方は、相手に配慮し年賀状を出さないことが一般的ですが、喪中期間中の方が期間中に年賀状を受け取っては行けないというルールはありません。

喪中はがきのポイントや注意点

喪中はがきのポイントや注意点

喪中はがきを作成する前に知っておきたいポイントや注意点をご紹介いたします。

喪中はがきのデザインについて

現在喪中はがきにはたくさんのデザインがあり、どれを選べばいいか迷ってしまうほどあります。その際には故人の好きだったモノを選ぶと良いでしょう。

私製・官製どちらでも問題は有りません。私製を選んだ場合、切手の購入が必要となりますので切手のデザインは弔事用の切手にすることをおすすめします。

喪中はがきの文字の色について

喪中はがきの文字の色は基本的には薄墨にするのが一般的だと言われています。薄墨でなくても黒であれば問題なく、失礼にもあたりませんので、気に入ったデザインが黒字だったとしても心配する必要はありません。

宛名面では薄墨にしてしまうと見えづらく、住所の読み間違いで郵便物が届かないというトラブルが起こる可能性もありますので、黒で書くことをおすすめします。

送る相手も喪中期間中の場合について

喪中の方へ喪中はがきを送ってはいけないというルールはありませんので、送ることに関しては問題ありません。喪中はがきの送り先の方も喪中期間中の場合、喪中はがきの中に一言お悔やみの言葉を入れておくと親切な喪中はがきとなるでしょう。

お葬式の参列者にも喪中はがきを送る

お葬式に参列していただいた方は故人が亡くなっていることを知っているので出さなくてもいいのでは?と思いがちなのですが、参列者の方々にも喪中はがきは送るようにしましょう。

このとき喪中はがきには、お葬式の参列についての感謝の言葉と新年の挨拶を控えさせていただくということを一言記載しておくといいでしょう。一般的に、親族間には喪中はがきを出す必要はないと言われていますので、それ以外の参列者の方には喪中はがきを出すように準備しておきましょう。

喪中はがきの投函期間について

喪中はがきは、年賀状の受付期間である12月15日までに到着することが好ましいので、11月中旬~12月上旬までにはポストへ投函しておきましょう。突然亡くなってしまったなどの理由で、この期間中に投函が間に合わない場合は寒中見舞いとして、頂いた年賀状のお礼をしましょう。

喪中はがきの書き方と例文

喪中はがきの書き方と例文

喪中はがきの書き方をご紹介いたします。

喪中はがきに必要な内容

喪中はがきには以下のようなことを記載しましょう。

1.喪中なので年末年始の挨拶が出来ない旨を一言を記載する。

2.「だれが」「いつ」「何歳で亡くなった」この3つは必ず記載する。(喪中の説明)

3.生前のお礼や挨拶を記載する。(結びの言葉)

喪中はがきの例文について

喪中はがきの例文について

喪中はがきのルールなどが難しいと感じる方は、テンプレートを利用することをおすすめします。

喪中はがきは会社へも送るべき?

喪中はがきを送る人をリストアップしている際に、会社の人にも送るべきなのか迷ってしまう方も多いかと思います。会社や取引先などへ喪中はがきを送ると気を使わせてしまうことになるので、基本的には送らないようにしましょう。

会社と私情は関係ないと考えることが一般的です。なので、自分もしくは社内の誰かが喪中であっても年賀状を送っても受け取っても問題はありません。会社の社長や社長の親族が亡くなった場合でも、会社自体が喪中になることはありません。

毎年年賀状のやり取りをしている上司や同僚の場合について

会社の上司や同僚と個人的に毎年年賀状のやりとりをしている方であれば、喪中はがきを送りましょう。職場の方がお葬式に参列していた場合でも、参列者には喪中はがきをおくる必要がありますので、準備しておきましょう。

喪中はがきを送る範囲とは?

喪中はがきを送らなければいけない範囲というものは厳密に決まっているというわけではありません。全く面識が無い方や疎遠だった方に急に喪中はがきを送ってしまうとびっくりさせてしまいますよね。誰に送れば良いのか迷っている場合は、喪中はがきをおくる相手の関係性などを考慮して送りましょう。

一般的には2親等以内の親族には喪中はがきを出す必要があり、その他の方は年賀状のやり取りがある人に出すと考えると良いでしょう。

喪中はがきは喪中期間中ということを伝えることがメインではなく、新年のあいさつを控えさせていただくというお知らせをすることがメインとなります。常に合っている方や、毎年挨拶をする方に喪中はがきを送るという認識で問題ありません。

寒中見舞いに切替えることも

寒中見舞いに切替えることも

喪中はがきには様々なルールがあり、送る側は作成に戸惑ってしまうこともあるでしょう。喪中はがきの作成が難しいと感じる場合や、バタバタしていて少しでも手間を省きたいという方の場合、テンプレートやネットプリントなどを利用してみるのも一つの方法です。

喪中期間中に年賀状を出すことはよくありませんが、いただくことに関しては問題ありません。喪中はがきの投函が期間ギリギリになってしまう場合は焦らず、寒中見舞いとして挨拶をすることも視野に入れておきましょう。