ビジネスシーンでは、取引先やお客様に直接お会いし、挨拶をするシーンも多々あります。その中でも、良く悩まれている事が
などです。中には、何気なく紹介した順番がビジネスマナーとしてNGな事もあります。ビジネスシーンの挨拶で、人物紹介をする際の順番のマナーについて学んで行きましょう。
ビジネスシーンでは特に挨拶で紹介する順番がとても重要となってきます。「目上の方から紹介すればいいって事?」と思っている方も少なくはないでしょう。
挨拶の順番の基本的なマナーは挨拶の順番は「敬意を表すべき相手を後に紹介する」というのがルールとなっています。目下の方から先に紹介して、その場で立てる必要がある目上の方を最後に紹介するのです。
このルールは、ビジネスシーンだけではなく色々なシーンで使えるマナーですので、覚えておきましょう。これを踏まえて、どの順番が正解なのかをチェックしましょう!
人を紹介する場合の正しい順番は、部下から上司です。取引先の方を身内(同僚)に紹介する場合は、取引先の担当者をまずは紹介して、担当者の上司を紹介するのが紹介する順番のマナーです。
取引先などへ同行する方が、皆役職が同じ場合もあるでしょう。その場合、
この3つで紹介する順番を判断します。
例えば
1.「Aさん」27歳・部長(男性)
2.「Bさん」28歳・部長(女性)
3.「Cさん」30歳・課長(男性)
この3人と同行した場合の挨拶の順番は「Bさん」→「Aさん」→「Cさん」となります。
場合によっては、自分自身の紹介も行う事もありますよね。そんな時は、一番初めに自己紹介を済ませてから紹介を始めましょう。自分自身の紹介は軽く済ませると謙虚で好印象を与える事ができますよ!
何気なくする行動や発言でも、相手や身内にとって失礼に当たる事もあります。不快な思いをさせてしまわないためにも、以下のような事には注意しましょう。
挨拶の際の上階の順番は、部下からおこないますが、名刺交換となるとまたルールが変わってきます。名刺交換をする場合は偉い人順、つまり上司から行う事がルールとなっています。
名刺は基本的に切らさず常に持っておくのがビジネスでの常識です。トラブルなどで名刺がない時に挨拶に伺う場合や、突然の挨拶になってしまい、名刺がない時もあるでしょう。
そう言った時は、紹介をされた後に一言「あいにく名刺を切らしておりますが、〇〇です。よろしくお願いいたします。」と一言名刺が手元に無い事を伝えておきましょう。
紹介されたあと、お辞儀だけで終わってしまうのはNGです。
例文
など、必ず一言挨拶をしましょう。
相手から紹介を受けた際の対応で、気をつけなければいけないポイントは以下の通りです。
相手の名前は、復唱すると覚えやすいですよ。
紹介をする際に、ただ名前だけを紹介するのではなく、なにか一言プラスすると、お互い気持ちよく仕事を進める事ができます。
例文
あまり過剰に伝えてしまうと良く無いので、お世話になっている事を軽く伝えるといいでしょう!
紹介する際には、名前と一緒に一言相手へ必要な情報が伝わるように、紹介する言葉を考えてみましょう。いくつか例文を見て参考にしていきましょう。
【他社→長谷川様 自社→田中さん】
(長谷川様へ田中さんを紹介する場合)
『長谷川様、ご紹介申し上げます。今回のプロジェクト指導を私が受けております、営業部長の田中でございます。』
(田中さんへ長谷川様を紹介する場合)
『こちらは、いつも大変お世話になっている〇〇工業の長谷川様でいらっしゃいます。』
自社の方を他社へ紹介する際は、呼び捨てで紹介します。相手の方に「課長」や「部長」などの役職がある場合は、「様」ではなく「〇〇部長」と、役職をつけてお呼びするようにしましょう。
紹介する方が複数人いて名刺を交換する場合は、役職が上の方から順番に紹介していきましょう。名刺交換がないのであれば、役職が下の方から紹介していきましょう。
【他社→長谷川部長 自社→田中部長・佐藤課長・岸本さん】
「長谷川部長、ご紹介いたします。私どもの課長である田中です。」
名刺を交換
「こちらが、わたしどもの課長、佐藤です。」
名刺を交換
「最後に、こちらが、新入社員の岸本です。」
名刺の交換
まとめて紹介するのではなく一人ずつ紹介し、名刺を交換していきましょう。まとめた方が相手の時間も取らず良いのでは?と考える方もいますが丁寧な紹介が重要です。
相手に紹介するだけのシーンですが、その行動の中には細かいルールが沢山つまっています。新しい仕事が始まる時の挨拶は特に、正しいマナーを身につけた紹介をして、信頼を付けましょう!
どうしても緊張したり紹介に対して不安な方は、事前に紹介する順番や内容を予行練習しておくのもおすすめします。