履歴書を書くシチュエーションと一口にってもさまざまです。始めてのアルバイトから派遣社員登録、初めての就職など、人によってその立場は変わってくるでしょう。
履歴書を作成するシチュエーションの中には、転職といった理由の方もいるかもしれません。転職は近年、ポジティブに捉えられる側面があるものの、書き方によってはマイナスになることもあります。
転職後に就職先に履歴書を提出する場合の志望動機の書き方を解説します。
何らかの理由で今の職場を離れた後、転職したいと思っている方も多いでしょう。新しいことへの挑戦として、ステップアップとして、また新天地で生まれ変わるた…。
転職する理由も人それぞれです。転職先に履歴書を出す際、その転職理由を明確に伝えることができるのは、“志望動機”の欄。前の職場をやめてまで自社に入社したいと思ったのか。転職先の採用担当にとって、この部分が重要になってきます。
履歴書に記載する場合、ネガティブな理由で転職したいという志望動機はマイナスにしかなりません。転職先の企業に利益をもたらす。そんな人材であることを志望動機でアピールすべきでしょう。
転職における志望動機を書く際、構成の流れを掴んでおけば文章がまとまりやすくなります。志望動機の書き方の流れを解説していきましょう。
転職における志望動機の書き方は、この流れで作成していきます。
①志望する結論
②この企業に応募した理由
③自身の経験やスキルなどについて
④入社後の自分に未来像など
志望動機は、まず結論から記入するのが基本です。ダラダラと文章を書いていると、結局何を伝えたいのかわからなくなってしまい、読み手を混乱させてしまいます。
志望動機のような短い文章の場合、まず結論から記入することでその後の内容が読みやすくなるといったメリットがあります。志望の理由を記入し、その後に“その中でも、なぜこの企業を選んだのか”を詳しく記載するとよいでしょう。
スキルや今後やってみたいことなど、採用側にポジティブな印象を与えるような文面でまとめていきます。バランスのよい文章であることは、その内容をよりよいものに見せてくれます。構成を意識しながら、しっかりと記入するようにしたいところです。
転職における志望動機の書き方について詳しく解説していきます。
それぞれ解説していきたいと思います。
転職における履歴書ですので、転職する理由は必ず記入しなければなりません。職務経歴書などに前職を記入することになるため、この部分を無視すると常識がないと思われてしまいます。
転職理由は、できるだけポジティブなものにします。新しい業界にチャレンジしたい、前職で培ったスキルを発展させたい。ネガティブな理由で退職したのであれば、新しい環境でゼロから勉強したいなど、ポジティブ寄りの理由を書くようにしましょう。
転職したいと思っている中で、なぜその企業を選んだのか。この部分に関しても、漏れなく記入しておく必要があります。自身が憧れていた業界に挑戦したいとか、同じ業界でもレベルが高い場所で仕事をしたい、家族の時間を大切できると思ったなど、その会社のメリットを踏んだ上での選択だったことを伝えるべきでしょう。
転職ということは、間違いなく社会人経験があった人物からの応募になります。転職理由も採用担当にはしっかりとチェックされますが、やはり重要なのは自社にとって有益な人材か否かといった部分です。
転職する上での志望動機には自身が持っているスキルや経験をいかんなく記入すべきでしょう。転職先でいかせる資格の種類、また前職での実績なども具体的に数字を出しながらPRすることをおすすめします。
基本的に志望動機はこの流れで問題ありませんが、できれば記入しておきたい部分があります。“長期的に働きたいこと”と“応募先の企業理念などに共感している”といった点です。
すぐにやめられてしまっては、採用側もせっかくの時間が無駄になります。経営理念などその企業の存在自体に共感していることを伝えることにより、“自分勝手な理由で転職した”とか“とりあえず手当たり次第、転職できそうな場所を見つけた”といった印象を与えずに済みます。
この部分はできるだけ具体的に記入しておきたいところです。
前述したように転職するということは、社会人としてのマナーが備わっている即戦力の人材ということです。こういった部分も踏まえた上で、履歴書を出す企業側にメリットがある内容で志望動機を書けるように準備しておきましょう。