芳名帳(ゲストブック)結婚式や葬儀での準備の仕方、芳名帳作りと作成のポイント

芳名帳(ゲストブック)結婚式や葬儀での準備の仕方、芳名帳作りと作成のポイント

芳名帳は、別名ゲストブックとも呼ばれていて、結婚式当日に、受付で使用する文書です。結婚式や葬儀に参加・参列した事のある方は、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

自身の結婚式や家族のお葬式で芳名帳を準備したいが、そもそも何のために芳名帳があるのか分からないという方や、書き方が分からない、どこで購入すればいいのか分からないなど、常用する書類ではないため、知らない方も多いかと思います。

芳名帳について、書き方や作成時のポイントなどをご紹介いたします!

芳名帳とは?

芳名帳とは?

芳名帳とは、結婚式や葬儀の際に、受付で入場前に名前・住所などを書き記すものです。葬儀の場合は、通夜、葬儀共に記入する事になります。

芳名帳の目的

芳名帳の主な目的は、後日のお礼状やお返しをする際に、住所や連絡先の確認のために使用されます。その他にも、出欠確認や、毎年の年賀状のためにも使用されます。

芳名帳は必要なのか?

結婚式は出席リストや返信ハガキ、葬儀には香典帳などを付けて、氏名・住所共に確認できるし、芳名帳は必要ないのでは?と疑問に思う方もいらっしゃいます。芳名帳は必ず用意しなければいけない書類ではありませんので、要らないと思う方は、作成しなくても問題ありません。

芳名帳にはメリットがいくつかあります。それらのメリットを確認してみて、やはり必要だと思われる方は準備しておくことをおすすめします。

芳名帳のメリット

●出席確認のチェックミスを防ぐことが出来る

●席札の氏名ミスに早く気付く事ができる

●祝福してもらえた記念を残すことが出来る

芳名帳の冊数について

結婚式の場合、芳名帳は新郎・新婦合わせて2冊用意する事が基本なのですが、出席人数がそれほど多くない場合は、1冊にまとめても問題ありません。反対に、多い場合は新郎側・新婦側と2冊用意しておくことをおすすめします。

葬儀の場合、参列人数が予想できない時もあります。その場合、1枚ずつ綴じて保管できるカードタイプを選ぶか、足りなくなりそうだと感じたら葬儀社へ芳名帳の追加の依頼をする事もできます。

芳名帳作りのポイントについて

芳名帳作りのポイントについて

芳名帳を作るにあたっていくつか抑えておきたいポイントがあります。

芳名帳は自分で作成する事ができます

芳名帳は、式場やネット、文房具やなどで購入する事も出来ますが、ご自身で作成する事も出来ます。

ご自身で作成する場合のメリットは

▼割安で準備できる

▼好みのデザインを作る事ができる

などといった点です。

予算を少しでも抑えたい場合は、自身で作れるものは作っておくという事がポイントとなります。

芳名帳のテンプレートは、無料でダウンロードする事のできるひな形サイトにて、簡単にダウンロードする事ができますので、是非利用してみてください。

取り外し可能なバインダータイプが便利

取り外し可能なバインダータイプにすると、1冊に新郎側、新婦側をまとめる事ができ、また葬儀の場合でも、少し多めに枚数を準備しておけば、足りなくなる心配をせずに使用する事ができます。

記入する用紙はできるだけ硬い用紙にして、長期間綺麗に保管できるようにしておきましょう。

芳名帳の必要な項目について

芳名帳に必要な項目について紹介します。

結婚式の場合

●氏名

●住所

最低限上記の2点は必要になります。

さらに

●電話番号

●メールアドレス

●新郎・新婦へのメッセージ

などを追加してみるのもおすすめです!

葬儀の場合

●氏名

●住所

●会社名

●ご関係

葬儀の芳名帳の場合は、会社名や亡くなった方との関係性などの記入欄を書くのが基本となりますので、ご自身で作成する場合は上記の4点の項目を作成しておきましょう。

芳名帳の保管方法について

芳名帳は、個人情報となりますので、取り扱いには十分注意が必要です。落としたり無くしたりする事のない様、家できちんと保管をしておきましょう。保管期間は10年間を目安に保管しておくことをおすすめします。

式が終わった後に、パソコンで管理する方もいらっしゃいますが、その場合でも、原本は10年間保管しておきましょう。処分する際は、そのままごみ箱に入れるのではなく、シュレッダーで処分するように心がけましょう。

芳名帳の良くある質問について

芳名帳の良くある質問について

芳名帳について、よくある質問について回答していきます。

Q 芳名帳に記入せず名刺を挟むだけでもいいのでしょうか?

A 絶対記入しておかなければいけないという事ではありませんが、手が不自由な方でない場合、記入はしておいた方が良いでしょう。

Q 主人が行けず自分だけの参列の場合芳名帳には自分の名前を書けばいいのでしょうか?

A 芳名帳には、参列した方の名前を記入するケースが一般的です。そして、香典にはご主人のお名前を記載しておきましょう。遺族の方に、奥様の名前を知らない人がいるかもしれない場合は、ご主人の名前を芳名帳に書き「内」としておくと、奥様が来られたと認識してもらえます。

Q 芳名帳には参列した子供の名前も記入するのでしょうか?

A 未成年の場合は、記入しなくても大丈夫です。成人している場合は記入しておきましょう。

Q 結婚式で芳名帳を用意せずゲストカードのみの対応でもいいのでしょうか?

A ゲストカードを事前に記入し、当日に持ってきていただくという場合、芳名帳の用意は必要ありませんが、中には持ってくるのを忘れてしまったという方もいらっしゃるかもしれません。予備でゲストカードを用意しておくか、忘れた方用の芳名帳を用意しておくことをおすすめします。

芳名帳で気を付けたいこと3点

芳名帳は主に、式の後にお礼を郵送する場合や、出欠の確認のために使用される文書です。年賀状や暑中見舞いを送る際などにも使用される事があり、結婚式の場合は思い出として保管しておくこともできます。

芳名帳で気を付けておきたい点は

◆保管期間は約10年

◆個人情報なため、漏れる事が無いように保管しておく事

◆処分する際はシュレッダーにかけてから処分する事

上記の3点です。

ご自身で簡単に作成する事も出来るので、一度作成してみてはいかがでしょうか!