近年では、バイトの応募をネットで募集をしている企業も増えてきました。中にはメールのやり取りだけで面接の日時を決定ができて、とてもスムーズにやり取りができるようになっているほど、バイトの求人応募も簡易的になっています。
バイトの応募で一番大切な事が「第一印象」です。顔の見えないメールや電話のやりとりで、第一印象を良くするためには、マナーを守れているかどうか、丁寧なやり取りができるかどうかが重要となります。
ネットから簡単に応募できるからと気を抜いてマナーを守らずに連絡をしてしまうと、第一印象は最悪です。バイトの応募時のマナーについて詳しく紹介いたします。
バイトとは「アルバイト」の略しで、正社員のように正規の労働時間として定められている時間よりも短い時間で働く方たちのことを言います。
学生や小遣い稼ぎ、長時間働けない方向けの、比較的短時間労働の雇用形態です。週に2・3日の出勤のみの方もいれば週5日しっかりと働く方など、長時間で働いている方も中にはいらっしゃいます。
バイト応募時の例文は以下のとおりです。
あなた「はじめまして。お忙しいところ恐れ入ります。〇〇〇〇(名前)と申します。アルバイトの求人を見てご連絡いたしましたが、ご担当者の方はいらっしゃいますか?(今お時間よろしいでしょうか?)」
相手「お電話ありがとうございます。担当者に代わりますので少々お待ち下さい。」
相手(担当者)「お電話代わりました。採用担当の〇〇と申します。アルバイトに関しての問い合わせでしょうか?」
あなた「はい。お忙しいところ恐れ入ります。〇〇〇〇(名前)と申します。現在そちらのお店でアルバイトは募集されてますでしょうか?」
相手(担当者)「はい。現在は〇〇担当を募集しておりますが大丈夫でしょうか?」
あなた「はい。詳しい条件や応募方法をお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか?」
相手(担当者)「〇〇は…シフトは交代制で週5日、時給は〇〇○円、昇給は年に1回です。募集している時間帯は○時~○時の6時間です。応募方法は現在の電話で結構です。よろしければ面接をさせていただきます。」
あなた「はい、ぜひ面接をよろしくお願いいたします。」
相手(担当者)「面接の日や時間帯の希望などはありますか?」
あなた「○日と○日は予定がありますので、それ以外であればいつでも大丈夫です。」
相手(担当者)「では、○月○日○曜日の○時からはいかがでしょうか?当日に履歴書と身分証を持ってきていただきたいです。面接場所は〇〇店で行います。」
あなた「ありがとうございます。当日に履歴書と身分証が必要で、○月○日○曜日の○時から〇〇店ですね。大丈夫です。」
相手(担当者)「それでは当日お待ちしております。」
あなた「お忙しい中ありがとうございました。それでは失礼いたします。」
バイトに応募をする際は「第一印象」がとても重要となります。電話対応が悪かったりスムーズに行かないと、第一印象も悪くなってしまします。
例文のように「お忙しい中すみません」という一言を添えたり、どこで求人を見たかを予め伝えるようにするなど、細かい気遣いで第一印象を少しでもアップできるように心がけましょう。
バイト応募時の正しいマナーと注意点をご紹介いたします。応募をする前にしっかりと把握しておきましょう!
応募の前には必ず筆記用具とメモの準備をしておきましょう。応募の電話の際に、聞きたい事がある場合は事前にメモにまとめておくと、聞き忘れを防止することができます。
通話中に面接日などが決まることが多いので、聞き逃しのないよう必ず手の届く場所にメモと筆記用具を準備しておきましょう。
応募をする職種によって、忙しい時間帯も異なります。
一般的には
□営業開始時間直後(9時半頃まで)
□営業終了後(約18時以降)
□お昼の時間(11時半~13時半)
などの時間帯を避けると良いのですが、飲食店の場合は
上記の時間帯は避けましょう。
コンビニ・スーパーなど小売店の場合は、
上記の時間帯は避けて電話をかけるように心がけましょう。
電話では、伝わりやすいようにしっかりと自分の名前を名乗りましょう。名前だけではなく終始しっかりと伝わるようにハキハキと話すことを心がけてください。
日程や面接場所、当日必要になるものなどの重要事項はしっかりと復唱しましょう。復唱をすることによって、聞き間違いや認識の違いを避けることができます。
電話をかけるタイミングによっては、面接担当者が席を外していることもあります。この場合「何時頃であればいらっしゃいますか?」と、お伺いしましょう。
担当者の名前が求人などに記載されていない場合は担当者の名前も伺っておきましょう。通常、こちらから再度掛け直すのがマナーとされていますが、戻りの時間が分からない場合や、忙しい方の場合「手が空いた時にこちらからかけます」と言われることもあります。この場合は、ご厚意に甘えて電話が来るまで待っておきましょう。
バイトの応募の電話は、相手に先に切ってもらうことがマナーとされています。「それでは失礼します」と伝えた後に、自分から切ってしまうのはNGですので、相手が電話を切ったことを確認した後に自分も電話を切るようにしましょう。
バイトの応募は、電話で手軽にできるメリットがある反面、電話対応を間違えてしまうと面接までたどり着けないこともあるほど、電話対応のマナーはとても大切です。
応募の電話をする前に、電話に関してのマナーをしっかりと見に付けておきましょうね!