社会人になると、会社の飲み会に参加する機会が増えてきます。その飲み会には会社の大切な取引先の方やお客様が参加されることもあり、気が抜けない飲み会となることもしばしば。
お店の手配を頼まれることもあるため、社会人になると会食や接待のビジネスマナーをしっかりと見に付けておく必要があります。会食 接待のビジネスマナーについて解説いたします。
会食や接待が定期的に開かれる会社もあります。会社にとって大切な商談相手やお客様が同席し、今後の付き合いを深めるための大切な機会です。会食や接待はただ懇談して食事をするのではなく仕事の一環だと思い参加しましょう。おのずと基本的なマナーはクリアすることができるでしょう。
会食や接待の具体的なビジネスマナーを見ていきましょう。
会食や接待の手配を任された方は、まず当日までに準備しておかなければいけないことがいくつかあります。抜けがないようにチェックしながら事前準備を始めましょう。
お店を決める前に、参加者の確認と決定をしなければいけません。予算内に収まるよう人数を調整して、人選は上司 先輩などに相談決定します。人選が決定したら、参加してほしい方へ連絡をして参加の有無を確認し、その後参加者の人数を決定します。
参加者の人数が決定すると、次はお店選びに移ります。基本的には、接待をする相手の好みに合わせたお店選びがベストです。わからない場合は上司や先輩から聞き出しましょう。
最終的にはお店の候補を数件に絞り、最後に上司や先輩の意見を聞き決定するようにしましょう。お店が決定すると、次に予約に進みます。接待相手との都合を合わせて、日時を決めましょう。
予約をする場合は、お店が忙しい時間帯の連絡を避けると、スムーズかつ丁寧に対応していただける可能性が高いので、できればランチタイムやディナータイムを避けて連絡をするようにしましょう。
お店を予約する際は、以下のようなことをチェックしながら予約を進めましょう。
希望があれば予約の際に全てお店の方へ伝えておくようにしましょう。
お店選びは以下のポイントをチェックしながら選ぶようにすると、スムーズに決まりやすいですよ。
お店に予約が取れたら、最後に参加者へ連絡を入れましょう。連絡をする時期ですが、最終確認も兼ねて遅くても前日までには参加者全員に連絡を入れるようにしましょう。
連絡事項は以下のとおりです。
上記の項目は必ず入れておきましょう。
事前準備が全て終了すると、あとは当日までに会食 接待の食事マナーを学んでおきましょう。
参加していただいている方に、スムーズにトイレに入ってもらえるように、予めトイレの場所を把握しておきましょう。トイレの場所や仕様がわかりにくい場合は、お店の方に聞いておきましょう。
基本的にグラスが空にならないよう、常に注意を払っておきましょう。残りわずかになっているタイミングで、ドリンクメニューを差し出して次のドリンクを聞いてください。
この時「今は必要ない」と言われたら、無理強いはせずに「またお声がけくださいね」などと一言伝えておきましょう。
食事が終盤に差し掛かると、帰りの支度を始めなければいけません。以下のようなマナーで、最後まで気持ちよくお見送りができるように心がけましょう。
全ての食事が出揃い、皆さんお腹いっぱいな雰囲気が出てくる頃に、人数分のお冷やお茶を注文しておきましょう。お冷は飲み過ぎ防止の効果がある他、体内に入ったアルコールの酔いが回るのを防ぎます。
お酒を飲んでいる方にはお冷を、ジュースなどのドリンクを飲んでいる人にはお茶を出すと良いですよ。
会食・接待が終盤に差し掛かると、相手側にさりげなく帰宅方法をお伺いしておきましょう。タクシーや代行を利用する方の場合、早めにお店の方へ伝えて手配していただきます。
基本的に接待する側がタクシー代や代行代をお渡ししますので、帰りにそれぞれの料金を封筒に入れ、乗車時に渡しましょう。
手土産を用意している場合、荷物にならないように帰り際に渡すのがマナーです。お見送りをする際に、スムーズに渡せるように準備しておきましょう。
お会計は食事が終わるまでに、済ませておきましょう。会計をしたと悟られないようにトイレに立つふりをして、お会計を済ませるのが一般的でよく使われている方法です。
お店がテーブル会計の場合、事前に店員へお願いし、見えないところでお会計をしていただくようにお願いしておきましょう。
会食や接待では以下のようなことに注意して参加するようにしましょう。
香水だけではなく強い香りのする柔軟剤も、食事の席では不快に感じる方も多いため、NGです。香りがついている制汗スプレーなどにも注意して、心配な方は参加する前に周りの方にチェックしてもらうと良いですよ。
揚げ物や魚などは、手やお箸が汚れやすいです。汚れていたら、食べ終わるタイミングを待ち、店員さんに追加でおしぼりやお箸を注文しましょう。
日本酒には糖分が含まれており、とっくりやおちょこがベタベタになることがあります。日本酒を頼まれた際も、追加でおしぼりを注文しておくと尚親切です。
会食・接待のビジネスマナーをまとめると
一番大切なことは、接待する相手に終始気持ちよく食事や会話を進めてもらえるように、気遣いをするという事です。自分の立場で考えると、どう動けばいいか自然と気遣いができるはずですよ!