手土産を渡す際のビジネスマナーを徹底解説!気になる予算や渡し方と喜ばれるもの

手土産を渡す際のビジネスマナーを徹底解説!気になる予算や渡し方と喜ばれるもの
  • 手土産って何を持っていけばいいの?
  • 選んではいけない手土産はあるの?
  • そもそもなぜ手土産が必要なのか?

手土産を選ぶ際に、こういったお悩みを持っている方は多くいらっしゃるかと思います。特に大切な取引相手に渡す場合、手土産選びから緊張してしまいますよね。

ビジネスシーンで手土産を渡す時にはいくつかマナーもあります。せっかくいい手土産を選んだのにマナーがきちんとしていなければ全て大なしです。手土産の意味、選び方などを知っておきましょう。

なぜ手土産を持って行くのか?

手土産は、相手に自分を印象つけるためにとても大切なアイテムです。手土産を持っていったからと言って、直接取引が成功するというわけではありませんが後押しにはなります。

手土産ひとつで気遣いやセンスの良さもわかる場合もあり、好印象を受ける可能性もあるので今後の関係に大きく影響する事もあります。

相手と長くいい関係を築きたいという事が伝わるよう、手土産を選びお渡ししましょう。手土産を渡す理由を知れば、手土産選びも円滑に進める事ができるでしょう!

手土産の選び方と金額とは?

手土産を何にしようか、予算はどのくらいがいいのか、多くの方が迷われるかと思います。どのような手土産を選べばいいのでしょうか。

訪問先に喜ばれる手土産とは

一番は相手の好みを知っておく事なのですが、直接聞くのはNGです。相手の好みを知らない場合、以下のような事を基準に選ぶ事をおすすめします!

  • 日持ちするもの
  • 食べやすいもの
  • 梱包、外箱、外袋の雰囲気も大切

基本的に上記3のポイントを頭に入れながら手土産を選びましょう!例えば、手土産に選ばれる商品の上位であるクッキーなどは日持ちして、オフィスでも食べやすいお菓子なので好まれます。

反対にゼリーや果物は高級感はありますが、日持ちもあまりせず、急いで食べないといけない気持ちにもなり、食べにくい・手間がかかるので避けた方がいいでしょう!

選ばない方がいいNGな手土産

以下のような手土産は選ばないよう気をつけましょう!

  • 日持ちしないもの
  • 重たいもの(運びにくいもの)
  • 手間がかかるもの(調理が必要なものなど)
  • 競合メーカーのもの
  • 取引先の近くに売っているもの(ご当地など)

取引先の住所地に販売されているものや競合メーカーのもなどについては、失礼に取られる可能性が高いため手土産に選ばないように注意してください。手土産を選ぶ際には、必ず事前に調べてからにしましょう!

手土産の予算はいくらくらい?

手土産の予算は平均2,000円?3,000円程度です。3,000円以上のものでもOKなのですが、相手がびっくりしてしまうような、高額な手土産はNGです。高くても5,000円までとしておきましょう。

手土産を渡す時の基本的マナーについて

手土産を渡す時の基本的マナー

手土産を選び終わったら一安心ですが渡す際のマナーができていないと全て台無しとなってしまいますので、手土産を渡す際のマナーについても事前にチェックしておきましょう。

手土産を紙袋のまま渡してはいけない

中身が埃などで汚れてしまわないように、手土産を持って行く時に紙袋を使用する事には問題はありませんが渡す際には紙袋をはずして、持ち帰る事がマナーとなります。

先方から紙袋も欲しいと言われた場合は、そのまま置いていっても問題ありませんが、基本的には相手側のゴミとならないよう持ち帰るようにしましょう。

訪問先までの持ち運びの際の注意点

綺麗な状態を維持するためにも、紙袋は必ずお渡し用の紙袋を別でいただき訪問前に入れ替えるようにしましょう。汚れてしまわないよう、持ち運びからお渡しまで地面には置かないよう注意が必要です。

上座にいる方に渡すのがマナー

手土産を渡す際、訪問先や相手が複数いた場合は、必ず上座にいる方に渡すようにしましょう。上座に2人以上座っている場合や担当者が2名以上いる場合は、立場が上の方に渡すようにしましょう。

渡す際は臨機応変に対応する

取引先の関係やタイミングなどで、上座の方ではなく普段担当していただいている方に渡す方がスムーズな場合もあります。迷いますが、その場の状況に合わせて臨機応変に対応できるようにしておきましょう。

手土産を渡すタイミングのマナーとは?

手土産を渡すタイミングのマナー

手土産を渡すタイミングにもマナーがあります。渡すシーンにもよって、タイミングが異なりますのでシーン別でイメージして対処法を知っておきましょう。

取引先へお伺いをした際のタイミング

基本的には部屋(応接室など)に入って、お互い挨拶が終わったタイミングで手土産を渡すのが良いでしょう。挨拶前に渡すのはあまり良い印象にはなりません。

大切な商談や大きな商談などをするための訪問の場合、先に手土産を渡してしまうとプレッシャーを与えてしまう事もあります。商談が終わった後などタイミングを見計らい渡すようにしましょう。

会食や接待で手土産を渡す場合について

取引先などと、会食をする際に手土産を渡す場合、食事がすべて終わったタイミングで渡すのがベストです。荷物が多い方もいらっしゃいます。帰宅の際や、お見送りのタイミングで渡せるといいでしょう!

お詫びとして手土産を渡すタイミング

謝罪の前に渡してしまうと物で解決する人と思われてしまう可能性もあります。お相手にお詫びをする際の手土産を渡すタイミングは、謝罪しお許しを得てから渡すのが基本的なタイミングです。

手土産を渡す際にかける言葉について

手土産を渡す際に言ってしまいがちな言葉が「つまらないものですが」「お口に合うか分かりませんが」という言葉です。この表現は謙遜の表現になりこの言葉を嫌う方も中にはいらっしゃいます。

  • お口に合うといいのですが
  • 心ばかりの品ですが
  • 少しですが、みなさまでどうぞ

このような、ポジティブな表現で渡す事が無難です。

マナーがきちんと出来ていないと台無し

マナーがきちんと出来ていないと台無し

ビジネスシーンで喜ばれる手土産は、クッキーなどの手軽に食べられるものでした。ビジネスシーンでは、訪問先へ渡す手土産についてかなり悩まれる方もいらっしゃいますよね。

せっかく良い手土産を選べたのに、マナーがきちんと出来ていなければ全てが台無しです。今後のお付き合いにも差し支える事にもなりかねませんので、マナーについてもしっかりと理解しておきましょう!