履歴書を作成する機会がある方は少なくありません。ご自身の学歴や経歴、また志望動機などさまざまな部分をしっかりと記入。希望する職場にその履歴書を送付し、その結果を祈るだけ…といった流れが一般的でしょう。
履歴書を郵送する際にどういった仕方がよいか悩んだ経験はないでしょうか。履歴書を送る時には郵便なのか、レターパックなのか、送る時の注意点をまとめてみました。
履歴書をどういった方法で郵送するか否か、それ以前にしっかりと履歴書作成の基本ができているか否かが重要になってきます。履歴書の基本について簡単にまとめてみました。
履歴書を作成する際、基本となるのは黒字のボールペンです。青や緑はもちろん問題ですし、鉛筆やマジック、細い筆ペンなども社会人としてマナー違反と見なされるので注意が必要になります。
“黒字のボールペンだと修正できないのでは?”と思われる方もいるかもしれません。基本的に修正ペンやテープ、二重線で修正しても問題はないのですが、やはり修正無しで書き直したキレイな履歴書というのが採用側には好まれます。
面倒かもしれませんが、ご自身の将来のためにも守るべきポイントといえるでしょう。
履歴書を作成する際、必ず写真の添付が必要になります。自分らしい写真で勝負したいとか、とりあえずなんでもいいから顔がわかる写真を貼付けるといった発想はマナー違反になります。
履歴書用の写真は、“必ずコレ!”と決められているわけではないものの、社会人としての“身だしなみ”がきちんとできていることが重要と捉えられています。
男性であれば前髪が目にかからず黒髪で清潔感があること。女性であればロングヘアは結び、ショートヘアも落ち着いた色合いで清潔感のあるもの、メイクはナチュラルといった感じです。
履歴書の作成において、写真は重要な要素を占めています。注意して撮影に臨むようにしたいものです。
履歴書の中身をしっかりと作成できた後、次は封筒などへの封入です。一般的に履歴書は二つ折りが一般的とされており、その封筒によっては三つ折りまでは許されています。
郵送物を大きくしたら受け取る側に迷惑がかかると思い、四つ折りやそれ以上に細かく折る方もいますが、四つ折り以上はやはりマナー違反と見なされるので注意が必要です。
アルバイトやパート、派遣社員への登録といったシチュエーションであれば三つ折りでもよいですが、新卒採用や転職採用など正社員への応募における履歴書は二つ折りにしておくことをおすすめします。
履歴書が正しく書けた後、応募する企業にその履歴書を郵送するわけですが、どうやって送るべきか悩んでしまう方も多いかもしれません。履歴書を送る上での注意したいポイントを二つ紹介していきます。
それぞれ解説していきたいと思います。
かなりかしこまった職場でない限り、履歴書は一般的な郵便でも受け取ってもらうことができます。新卒採用や大手企業での正社員登用における履歴書の送付の場合、やはり少しあらたまった方法での郵送が好まれる傾向にあります。
履歴書の郵送ですが“ゆうパック”で送るというのはマナー違反と見なされるので注意が必要です。“届けば問題ないだろう”と思われる方もいますが、たしかにその通り、届けば履歴書は問題ありあません。
履歴書は正式には信書にあたる書類になるため、本来郵送する際は信書扱いとなるといったことを覚えておくと安心です。同じ郵便であってもレターパックではなくゆうパックは信書を送れないことで知られています。
ゆうパックで信書を送ると郵便法に違反していることになり、罰金を課せられてしまうこともあるのです。仮にわからかったとしても、郵送先の企業から常識がないと思われてしまい選考が不利になることがあるので注意しましょう。
履歴書を送る際、レターパックはマナー違反か気になる方もいるかもしれません。レターパックはマナー違反ではなく、履歴書がキレイなままで届くことから安心して希望企業側に届けることができます。
内容がしっかりと記入してあっても、その郵送の仕方で選考に落とされたら努力の無駄になってしまいます。社会人への第一歩だと思い、正しい郵送方法も頭に入れておいてください。