永年勤続表彰での挨拶やスピーチと流れや締めの言葉とは?例文や話し方のポイント

永年勤続表彰での挨拶やスピーチと流れや締めの言葉とは?例文や話し方のポイント

永年勤続の表彰は、そう何度も経験する事はありません。永年勤続の表彰では、永年勤続表彰の対象者(複数人いる場合はその中の代表者)が挨拶を任される事が一般的です。挨拶を任された方の中には

  • 挨拶の内容はどうすればいいのか?
  • 話す時間はどのくらいなのか?

永年勤続表彰での挨拶はどのような事を話せばいいのか分からないという方もいらっしゃるかと思います。永年勤続の表彰の際の挨拶について、挨拶の例文やポイントをご紹介いたします。

永年勤続表彰とは?

永年勤続表彰とは?

永年勤続表彰とは、

▼ 5年

▼ 10年

▼ 20年

▼ 30年

などと、企業が定めた勤続年数の区切りに達成した従業員を対象に表彰される制度です。法的に定められているわけではないので、このような表彰をしない企業もありますが、多くの企業が「従業員のモチベーションを上げる」ことを目的に永年勤続表彰制度を採用しています。

企業によっては、表彰の際に記念品を贈呈する企業もあります。

永年勤続の挨拶とは?

永年勤続の挨拶とは、表彰に対して感謝の気持ちや、周りへ日ごろの感謝の気持ち、成果のアピール、そしてこれからの目標などを表し、周囲に今後の仕事への姿勢を、周りに伝える事が目的とされています。

永年勤続の挨拶の流れについて

永年勤続の挨拶の基本的な流れ・構成は以下の通りです。

1.自己紹介

2.永年勤続表彰に対しての感謝の気持ち

3.日ごろお世話になっている方たちへの感謝の気持ち

4.会社での思い出話(印象深い話など)

5.今後の目標や意気込み

6.締めの言葉

いくつか部署があるような会社や人数が多い会社の場合、顔を見ても誰だか分からないという事も珍しくはありません。初めに必ず簡単な自己紹介を入れるようにしましょう。

永年勤続の挨拶の注意点やポイントについて

永年勤続の挨拶の注意点やポイントについて

永年勤続の挨拶の際に注意しておきたい点や挨拶のポイントなどをチェックしておきましょう。

話す内容にはメリハリをつける

同じような内容の繰り返しや、前置きが長い話は聞き手に飽きられてしまいます。話す内容を考える際はメリハリをつける事を意識しながら考えるように心がけましょう。話の中に思い出話なども入れて、聞き手に「もっと聞きたい」と思ってもらえるようなエピソードを選ぶこともポイントです。

緊張の中でも自信をもって喋る

大勢の前でスピーチする事はとても緊張する事です。緊張する事によって、声が小さくなってしまったり、早口になってしまいがちなので、緊張している中でも「大きな声で、はきはきと」を心がけると、良いスピーチができるでしょう。

スピーチは1~2分を目安にする

あまり長くなり過ぎると、聞き手に飽きられてしまう他、その後予定している事に使う時間を押してしまいます。できれば、挨拶は1~2分を目安にして考える事を心がけましょう。

永年勤続の挨拶の例文

永年勤続の挨拶の例文についてご紹介いたします。

1.自己紹介

2.永年勤続表彰に対しての感謝の気持ち

3.日ごろお世話になっている方たちへの感謝の気持ち

4.会社での思い出話(印象深い話など)

5.今後の目標や意気込み

6.締めの言葉

自己紹介

自己紹介には所属部署などを入れると良いでしょう。

  • 皆さま、お疲れ様です。○○部の○○と申します。
  • 本日は、このような永年勤続の表彰を承りました事、誠に感謝しております。私、○○部の○○と申します。
  • こんにちは。私は、○○に所属しております、○○と申します。

永年勤続表彰に対しての感謝の気持ち

永年勤続の表彰をして頂いたことに関して、まずは感謝の気持ちをつたえましょう。

  • この度は、永年勤続に表彰していただきまして、本当にありがとうございます。この表彰は私にとって、身に余る栄誉であるだけはではなく、この〇年を振り返る、いい機会となりました。
  • この度は、このような素敵な永年勤続の表彰式を開いていただきまして、永年勤続者の代表として、感謝の気持ちを申しあげます。まことにありがとうございます。
  • 本日は私共社員〇人のために、時間を割いてこのように盛大な表彰式を開いていただき、身に余る栄光でございます。誠にありがとうございます。

お世話になっている方たちへの感謝の気持ち

日ごろお世話になっている方たちへ、この機会を借りて感謝の気持ちをつたえることを忘れないようにしましょう。

  • これまで大過なく、務めさせていただけましたのも、ひとえに、○○社長をはじめ、専務や上司、同僚、後輩など、○○会社関係者皆さまのお力添えがあったからこそだと思っております。
  • 入社して以来、お仕事を通して、様々な方と出会いました。上司や同僚、後輩の皆さん、取引先の方など、沢山の関係者の人たちから、様々なことを教わり、様々な事を経験させていただきました。今の自分があるのは、その人たちのおかげだと思っております。
  • 〇年という月日は私にとって、あっという間に過ぎ去ったように感じております。今日までやってこられたのも、社長をはじめ、皆さま方のご指導、ご助力があったからこそと存じ上げております。

今後の目標や意気込み

今後の目標や意気込みや、今後もよろしくお願いしますなどのような事を伝えましょう。

  • 今後とも、より力を入れて努力をする覚悟でおりますので、変わらぬご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
  • 今後も、会社発展のために、精一杯の努力を致します。どうか今後とも変わらぬご指導とご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
  • これからも、健康に気を付けながら会社繁栄のために頑張りたいと思います。
  • 勤続〇年は、まだまだ、道半ばです。これからも、私の営業のモットーである、人との絆を大切にして、会社の繁栄のために頑張ってまいります。

締めの言葉

最後に簡単な締めの言葉で終わりましょう。

  • 最後になりましたが、今後わが社のますますの発展を祈りまして、代表の謝辞にかえさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
  • 本日は、誠にありがとうございました。

感謝の気持ちをつたえる

感謝の気持ちをつたえる

永年勤続は、特別な式典だからこそ、挨拶に慣れていないという方も多くいらっしゃいます。永年勤続の挨拶で一番大切なのは、表彰された喜びを伝える事と、今まで支えてくれた方たちへの感謝の気持ちをつたえることです。

例文を参考に、自分自身の言葉で挨拶文を考えるように心がけましょう!