会社で立てた目標や個人で立てた目標を管理するために作成される目標管理シートは、多くの企業で使用され、成績を残しています。自分の取り組みの意欲を向上するためにも作成していて損はありません。
どのように作ればいいのか?どのように書いたらいいのかなど、作り方がわからない方もいらっしゃると思います。目標管理シートの作り方やポイントなどをご紹介いたしますので作成の参考にしてください。
目標管理シートとは、自分の目標を正しく設定し、設定した目標をシート化することで達成まであとどのくらいかかるのか確認できるほか、達成に向けて取り組む意欲を向上する効果があります。目標管理シートを上司と共有すると達成するには、今後どのようにお仕事を進めていけばいいのかを相談できるいい機会にもなりますよ。
◆達成に向けての業務を円滑にする。
目標を立てることで、目標に近づくためにはどのように仕事を進めればいいのかを確認でき、目標達成に向けより確実に業務を進めることが出来ます。
◆業務の見直しができる。
今までなんとなく進めていた業務でも、目標を立てる事で今自分がすべきことが明確となり、業務の見直しの機会になる。
◆達成感が得られその後の業務も楽しくなる。
目標を立てて、その目標までにクリアしないといけない事を設定し、クリアしていくごとにチェックを入れる様にする事で、達成感が得られ、目標達成までの業務がより一層楽しくなり、モチベーションも上がります。
【目標管理シート作成例(1ヵ月の場合)】
①目標管理シート
②○○○○年〇月度
③○○部 ○○(名前)○○
④目標:100件の契約を取る。
⑤期限:1ヵ月
⑥取り組み:1日10件の契約
⑦
1日(月)10件達成
2日(火)15件達成
3日(水)9件達成
4日(木)15件達成
5日(金)10件達成
6日(土) —
7日(日) —
8日(月)
9日(火)
10日(水)
11日(木)
12日(金)
13日(土) —
14日(日) —
⑧合計件数____件
⑨コメント
—————
①表題を記入する。
②何年何月度の目標なのかを記入する。
③部署名や名前を記入する。
④目標を記入する。
⑤期限を記入する。
⑥一日の目標、取り組み内容を記入する。
⑦1ヶ月のカレンダーを作成し、1日の終わりに何件達成したのかを記入できるように記入欄を作成する。
⑧1ヵ月に達成した件数を合計に出す。
⑨コメント記入欄。
※提出する用の目標管理シートの場合は、1枚に①~⑥をまとめて、別紙に①~⑧を作成し、管理する方法もあります。
目標管理シートを作成するまでに、まずは目標を決めなければいけません。目標は、高く設定してしまうと、目標達成が難しく途中でリタイアしてしまう可能性があります。逆に低すぎても達成感がなく、「これくらいすぐできるから後回しにしよう」と後回しになってしまい、モチベーションも上がらず目標を立てた意味が無くなってしまいます。
目標は高すぎず、低すぎず、自分が努力すれば達成出来るだろうギリギリの目標を立てる事をおすすめします。
◆期限を設ける
立てた目標をいつまでに達成させるか、期限を設ける事でスケジュールも立てやすくなります。
◆目標達成まで何をすればいいのかを考える
『〇月中に〇%の売り上げを上げる。そのためには、1日〇%以上の売り上げが必要。』
のように、目標を達成するまでのミッションを考えます。
◆目標までに1日ごとのミッションを作成する。
目標までには日々の業務をどのように進めていかなければいけないのかという事を考えなければなりません。
この1日ごとのミッションを具現化し1日ごとに達成か未達成かをチェックする事で、モチベーションを上げるだけではなく、次の目標を立てる時の参考にもなります。
◆一日の目標は少し多めに設定する。
一週間50万売り上げを上げるという目標を立てたとします。1日10万の売り上げが必要となりますが、「一日20万の売り上げを目標」と立てる事で、20万の売り上げをあげる事が普通になってきます。目標を達成する事も大切ですが、目標以上の数字を達成する事で、評価もモチベーションもアップします。
注意が必要なのは、難しい数字を設定せず、努力すれば達成できる数字を設定するように心がけましょう。1日最低10万の売り上げ達成は必須なことを頭に入れておきましょう。
◆反省点や評価を記入できるように別紙などで対応する
1週間ごとや1ヵ月ごとに、目標に向けて取り組んできたことの反省点や自己評価を記入できるスペースを設けて、自分の仕事の取組みについて見返すようにしましょう。
それを上司がチェックした際にアドバイスなどを貰う事もでき、ランクアップのきっかけにもなります。
◆途中で目標を下げない
立てた目標を、達成できそうにないと、目標を下げてしまう方がいらっしゃいますが、これをしてしまうと目標を立てた意味がありません。自分の立てた目標が高く達成が難しい場合でも、できるだけ目標達成に近づくように努めましょう。
◆「時間がある時にやる」はNG
時間ができれば○○をするなど、「時間があれば」「できれば」「できる時に」で決めてしまうと一向に業務が進みません。
◆目標は多く持たないようにする
多くの目標を持ってしまうと、中途半端に終わってしまう事が多いです。沢山の目標がある場合でも、その中から厳選して、1度に自分が達成できそうな数の目標に絞りましょう。
目標管理シートは様々な形式が使われています。専用ソフトが販売されており、そのソフトを使用している企業もあれば、手書きで提出する企業もあります。ですが、ソフトは形式が決まっていて、手書きでは、表などを手書きで作成するのは少し大変です。
自分の職種や場面に合ったものを簡単に利用したい場合は、誰でも簡単に使用できるひな形のダウンロードがおすすめです。無料でダウンロードできるひな形サイトがありますのでご利用ください。利用する前に、会社で規定されているひな形の有無を確認しておきましょう。