新年にビジネス挨拶メール！いつまでに挨拶を出すのかマナーと例文＆寒中見舞い

仕事始めの新年。さまざまな業務に追われるかもしれませんが、ひとつ「年始の挨拶」をビジネスメールで送るのも大切な仕事のひとつです。

近年、メールで新年の挨拶をおこなうことも増えてきており、それ自体はマナー違反ではありません。ビジネスメールで新年の挨拶を出す際、いつまで出すのかわからない方もいるでしょう。

新年のビジネスメールをいつまでに出せば、挨拶としてマナー違反にならないか、例文を交えてお伝えします。

ビジネスとして新年の挨拶をするタイミングは？

ビジネスメールで新年の挨拶をする場合、とりあえずなにか用があった時のついでに新年の挨拶をするのではマナー違反になりかねません。社内や社外共に仕事始めの日に年始の挨拶のビジネスメールはもちろん年賀状など、新年の挨拶をする際にはタイミングがあるので注意しましょう。

それらをまとめてみました。

それぞれ解説していきたいと思います。

新年の挨拶をする際、一般常識として「松の内」までに送ることがマナーとされています。普段なかなか松の内という言葉を耳にすることは少ないでしょう。

松の内とは、松飾りを飾っておく期間を意味しており、基本的には1月1日から1月7日までの期間を指して使われています。地域によっては1月15日までが松の内とされていますが、7日までに出すと安心です。

どうしても年始のメールを松の内に送ることができなかった。そのまま無視し続けるのはマナー違反です。毎年新年に挨拶メールをビジネスでおこなっていない方であればよいですが、恒例となっている場合は相手を心配させてしまう恐れがあります。

仮に年始の挨拶が松の内にできなかった場合、「寒中見舞い」として年始の挨拶をするとよいでしょう。寒中見舞いは1月8日から2月3日頃までといわれているため、それを過ぎることがないように注意しましょう。

年賀状や喪中の報告の代わりとして一般的にも寒中見舞いが利用されていることから、マナー違反にならないのでぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

ビジネスとして年始の挨拶をメールでする上でのポイントは3つあります。

それぞれ解説します。

新年初めてのメールであれば送られる方も、ある程度は新年の挨拶と思う可能性はあります。そういったメールから一般的なビジネスメールが多く届けば相手は見過ごしてしまうかもしれません。件名は、「新年のごあいさつ」など、新年の挨拶であることがわかるようにまとめておきましょう。

賀詞とは、「謹賀新年」など新年の挨拶で使われるお祝いの言葉です。自分との関係性によって使い分けしないとマナー違反になるため注意が必要です。

年始に挨拶をする際には賀詞の使い方には必ず注意してください。（賀詞を使わなくてもマナー違反ではありません）

ビジネスにおける新年の挨拶は、「新年を祝うことと、今年も良いお付き合いをしていきたい」といった意味合いを伝えるために送られます。「去」「苦」「終」など忌み言葉と呼ばれるものは避けましょう。

昨年はダメだったとか今年も難しい、業界が沈む一方など、ネガティブな印象を与える文面も必ず避けるのがマナーとなります。

相手によい印象を与え、気持ちが晴れやかになるような文面を心がけて、新年の挨拶を作成しましょう。

ここからは、新年をビジネスで祝うための挨拶の例文を紹介していきたいと思います。

〔件名〕

〇〇株式会社　〇〇より　新年のご挨拶

〔本文〕

株式会社〇〇　〇〇部　〇〇様　

謹んで新年のおよろこびを申し上げます。

旧年中は多大なるお引き立てを賜り厚く御礼を申し上げます。

旧年中は〇〇様の各業務におけるご助言のおかげで大変助かりました。

本年もより一層尽力してまいる所存でございますので旧年同様のご高配を賜りますようお願い申し上げます。

弊社は1月○日より平常営業させていただきます。取り急ぎメールでの新年のご挨拶とさせていただきますこと申し訳ございません。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ビジネスメールとはいえ、新年の挨拶をするか否かで今後の社内での立ち位置や社外との取引も変わってくる可能性があります。些細なことではあるもののマナーを守れることは、社会人としての評価にかかわります。ビジネスで挨拶文はいつまでか悩んだら、記事を参考にメールを出してみましょう。