学校への苦情は?感情的にならず冷静な文書が効果的!事例と書き方や例文を解説

学校への苦情は?感情的にならず冷静な文書が効果的!事例と書き方や例文を解説

学校に通う息子・娘が不当な扱いを受けたとか、教師の接し方や教え方、学校の方針などに違和感があるなど、何かをきっかけに学校に苦情を出そうと思い立つ両親もいるのではないでしょうか。

いきなり学校に乗り込んで苦情をいうのは常識に欠けますし、だからといって泣き寝入りも悔しいですよね。きちんと意見を文章にして文面で伝える事も一つの手段です。

学校に苦情を出す前の注意点

学校に苦情を出すシチュエーションはさまざまでしょう。学校に通う子どもに何らかの危害が加えられたとか、何か不本意な決め事などがあった際が多いかもしれません。

注意しなければならないのは、絶対に感情的にならない事です。保護者としては冷静になる事ができず、思いの丈をぶつけてしまう…といった事が少なくありません。

ヒステリックな電話をかける

ヒステリックになって電話を直接かけてしまうと、相手との温度差もありますし、クレーマーといったイメージで捉えられてしまうでしょう。感情的な気持ちを言葉にしても相手に届かない場合もあるのです。

ただ謝られるだけで解決しない

感情的になって電話を掛けたり、学校に乗り込んで苦情を言ってしまうと、その場では謝ってくれたり、あとで謝罪してもらえるかもしれませんが、それは本当に解決したとは言えません。

大切な事は、同じような事がもう二度と起こらないよう、どのような事で苦情を出しているのか冷静に伝え、ちゃんとした配慮を学校側に示してもらうのが筋でしょう。

学校への苦情の出し方の方法

学校への苦情の出し方の方法

自分の息子や娘が酷く悲しんでいる場合などは、やはり可愛い子供ですから傷つけられた事に腹を立てたり怒ってしまいう気持ちもわかりますがグッとこらえて冷静になりましょう。

感情的な気持ちで相手に挑んでも、学校側はその場をどうにか鎮めようとするだけで解決にはなりません。どのような苦情の出し方が効果的であるかチェックしてみましょう。

クレーマー扱いされないように

感情的になってヒステリックな電話を掛けたり、直接学校に行って担任の先生に問いつめたり、校長先生レベルにまで話合いたいと詰めかける事も問題です。

冷静な場合で電話で済ませてしまう事もできますが、それでは相手も準備ができず、結果的に調べるとかあらためて連絡すると言われるだけでイライラが止まる事はありません。

クレーマーといった形で学校側に捉えられてしまうと、問題の解決ではなく、保護者の怒りをしずめるための策を立てられてしまうため意味がありません。

文書で学校への苦情を出す

問題の解決を正しく導くためには、まず文書で伝える事が重要です。学校に文書が届いている事は確かであり、全く対応がなかった場合は電話で確かめる事が重要でしょう。

学校への苦情であればしっかりと対応してもらえる可能性はあります。面倒がらず冷静になって文書で学校への抗議文を出すようにしてみてください。

一方的に悪いと決めつけない

学校へ苦情の場合、保護者側が冷静さを失っている可能性があります。子どもが何かイヤな事があった事を学校側のせいにし、それを保護者に伝えるといったパターンもあるでしょう。

確かに子どもの言う事を信じるのは親の役目でもありますが、一方で証拠などが何もない状況なのにもかかわらず、一方的に学校側が悪いと決めつける事は問題です。

子どもが一方的に学校側の態度によって不利益をもたらされていればよいのですが、事実とは全く違う内容だった場合、逆にその子どもが学校で生活しにくくなってしまうでしょう。

証明出来る証拠を集める

証明出来る証拠を集める

冷静になってから証拠を集めましょう。なぜ、そういった事になってしまったのか、それを証明するものは何か、さらに第三者がいたとしたらその子にも話を聞く事が大切になります。

間違いなく、学校側に過失があると考えられる上で苦情の抗議文を作成する事が大切になってくるでしょう。やり方を間違えると最悪、転校しなければならないといった事も待っています。

話し合える場を設けてもらう

大切になってくるのは苦情の抗議文の中に、話し合える場を設けてほしいといった部分も含める事です。文書だけで解決できる問題であれば書かなくてもよいでしょう。

文書だけでは伝わりにくい問題だったり、学校側としても文書での回答という事ではあまりに決まりが悪いといったシチュエーションもあります。

話し合える場を設けてほしい事を記載しておけば学校側としても文書で適当に回答するだけでは終わらない問題であると認識してもらえるので、先生たちと話し合う事ができるでしょう。

文書で苦情を出すメリット

第三者などが関係しており、その人と直接連絡を取り合えるシチュエーションでないパターンもあるでしょう。文書で話し合える場を設けてもらう事は大きなメリットになるのではないでしょうか。

学校への苦情の書き方は?

学校への苦情の書き方

あくまで例文ですので、これをベースにしながら苦情の抗議文を作成できるようにしてみましょう。

「いつも娘がお世話になっております。〇〇の保護者でございます。本日は折り入ってのご相談があり、ぶしつけではありますがお手紙を差し上げました。

昨日、〇〇が普段使っているノートが無くなっており、自宅で探しても全く見つかる事はありませんでした。

当日、〇〇はノートを家から確実に持ち出しており、実際に当日も国語の授業でそのノートを利用したと申しております。

〇は、もしかしたら誰かに嫌がらせを受けているのかと思いこちらの手紙を差し出しました。ぜひ、その事についてお伺いできるお時間を頂戴したいのですが可能でしょうか。

取り入急ぎ、お願いまで申し上げます。〇〇年〇〇月〇〇日 」

丁寧な口調でしっかりと何があり、どうしたいのかを手紙に記載するようにしたいところです。証拠もしっかりと記載する事で、より理解してもらいやすくなるところもポイントでしょう。

学校への苦情は冷静に対応

学校への苦情を書く際、とにかく冷静さを保つ事が大切です。憤慨したままで作成すると伝えたい事も伝わりません。互いに冷静になり建設的な意見をいえる場所をつくってもらう事が先決となります。