社会人に必須の「挨拶」基本的な挨拶のビジネスマナーと種類や注意点をご紹介!

社会人に必須の「挨拶」基本的な挨拶のビジネスマナーと種類や注意点をご紹介!

ビジネスシーンでは、毎日の挨拶が欠かせません。出勤時や退勤時、取引先との話し合いなど、1日に最低でも1回は必ず挨拶をしなければいけないシーンがありますよね。

ビジネスシーンにおいての挨拶のマナーは、ビジネスマンにとっては必須スキルとなりますので、正しい挨拶のマナーを学んでおく必要があります。ビジネスシーンでは欠かせない挨拶についてのマナーや注意点についてご紹介いたします。

基本中の基本!挨拶のマナーについて

基本中の基本!挨拶のマナーについて
基本中の基本!挨拶のマナーについて

挨拶では、もちろん言葉遣いや挨拶の内容も重要となりますが、基本的なことができていないと、どれだけ正しい言葉遣いで挨拶をしていても、気持ちのいい挨拶とは言えません。

挨拶のビジネスマナーにおいて、基本中の基本であることは以下のとおりです。

①表情は明るく

②元気な声で

③笑顔で

④相手の目を見ながら

⑤自分から挨拶をする

この5つができていないと、相手に挨拶が伝わりません。挨拶はあなた自身やあなたの会社を評価するための基準にもなりますので、誰に対しても上記の5つは挨拶をする上で最低限徹底するように気をつけましょうね。

挨拶の際のお辞儀について

挨拶には「会釈」「中礼」「最敬礼」の大きく分けた3つの種類があります。これらのお辞儀の種類は、挨拶のシーンによって使い分けられますので、正しい使い分けを覚えておきましょう。

会釈=軽いお辞儀の使い分け

会釈は軽いお辞儀のことを言います。頭を軽く下げただけでは、会釈に入らないので注意しましょう。会釈は「腰から上半身を前に倒す(約15度)」ように、心がけましょう。

会釈を使うシーンは、社内・社内の廊下などで人と合った時や、会議室・応接室の入退場のときなどに使われるお辞儀です。「おはようございます」「失礼します」など挨拶を発した後に、会釈をしましょう。

中礼=通常のお辞儀

一般的に使われるお辞儀を中礼といいます。挨拶の言葉の後に、腰から上半身を約30度に倒してお辞儀をしましょう。中礼は、取引先やお客様などに対応する時、訪問した時などに使いましょう。

最敬礼=最も丁寧なお辞儀

最敬礼は、3つの中でも一番丁寧なおじぎです。お礼・お詫び、冠婚葬祭のときに使用しましょう。最敬礼は、腰から上半身を約45度に倒して、一呼吸置いてゆっくりと体を起こしましょう。

挨拶のマナーについて

ビジネスシーンでよくある挨拶についてのマナーをご紹介いたします。

出社時の挨拶

出社したら、まずは自分から「おはようございます」といいます。出社時の時間帯は問わず、「おはようございます」を使いましょう。

外出する際・する人に対しての挨拶

営業や出張など、外出をする人に対しては「いってらっしゃい」や「お気をつけていってらっしゃいませ」と声をかけましょう。自分自身が外出する場合は「行ってきます」「行ってまいります」と一声かけてから外出するようにしましょう。

外出から戻ってきたときの挨拶

自分が外出先から戻ってきたときは「只今戻りました」「戻ってまいりました」と一声かけます。他の方が戻ってきた時は「おかえりなさいませ」や「お疲れさまです」とひと声かけましょう。

退社の際の挨拶

他の方が退社するときは「お疲れさまでした」と一声かけましょう。自分が先に退社する場合は「お先に失礼します」と一言伝えてから会釈をするようにしましょう。

※「ご苦労さまです」は目上の方に対して使うと失礼です。使わないようにしましょう。

エレベーターでの挨拶

エレベーターで自分が先に降りる場合は「お先に失礼します」と一声かけましょう。同乗者が同時に降りる場合は、その中でも目上の方が降りるのを待って、自分は最後に降りるようにしましょう。

廊下・階段ですれ違ったときの挨拶

人の間を抜けて行く場合や、追い越して行く場合「失礼いたします」と一声かけるのがマナーです。すれ違うだけであれば、会釈をする、もしくは「お疲れさまです」と一言かけて会釈をするようにしましょう。

社内で取引先やお客様に出会った時の挨拶

社内で取引先やお客様に挨拶をする際には「おはようございます」「いつもお世話になっております」などと挨拶をしてお辞儀をするようにしましょう。

見知らぬ方と社内で出会ったときの挨拶

自分が知らない方と社内で出会った場合、軽く会釈をしておくだけにするのがベストです。念のために声をかけておきたいという場合は「おはようございます」「こんにちは」と声をかけるのが無難です。

挨拶の順番のマナーについて

挨拶のマナーでは、挨拶をする順番にもマナーがあります。相手に挨拶をする場合、マナーには注意して順番を守るようにしましょう。地位や立場がある人の挨拶の順番は、それぞれ低い方が先に挨拶をします。

お客様へ紹介する場合お客様の立場が上になります。先にこちら側の紹介を、自分を含め部長・課長も挨拶に同行する場合、自分→課長→部長の偉い人順で相手へ紹介しましょう。

役職が同じで年齢のみに差がある場合は、年齢が高い方から順に紹介していきます。基本的には、取引先やお客様=自社より立場が上と思い、先に挨拶をするように注意しましょう。

挨拶の注意点やポイントについて

挨拶の注意点やポイントについて
挨拶の注意点やポイントについて

ビジネスシーンでの挨拶には、いくつか注意点がありますのでチェックしておきましょう。

正しい言葉遣いを心がける

みなさんが思っている正しい言葉遣いですが、実は間違って覚えてしまっている言葉遣いがあるかもしれません。ビジネスシーンでの挨拶で、よくある言葉遣いの間違いは以下のとおりです。

×:ご苦労さまです

○:お疲れさまです

×:お世話様です

○:お世話になっております

×:なるほど

○:おっしゃるとおりだと思います/そのとおりだと思います

×:わかりました

○:承知いたしました

×:どちらにいたしますか?

○:どちらになさいますか?

×:お久しぶりです

○:ご無沙汰しております

間違っている言葉遣いは、失礼に当たりますので気をつけましょう!

挨拶に+一言をつけると印象がよい

「おはようございます」「お疲れさまです」の挨拶のみでもいいのですが、余裕があれば挨拶にプラス一言を付け加えるだけで、その方との距離が一気に近づきます。

「昨日は遅くまでお疲れさまでした。」「先日は楽しい〇〇をありがとうございました。」など、気の利いた一言が言えると尚良いです!

挨拶+名前を呼ぶ

挨拶をするだけでなく、挨拶の前に名前をつかけるだけでも好印象を与えることができますよ。「〇〇さん、お疲れ様です」「〇〇さん、ご無沙汰しております」など…。

挨拶で印象がかわるのでしっかりと

挨拶で印象がかわるのでしっかりと
挨拶で印象がかわるのでしっかりと

ビジネスシーンでのマナーはたくさんありますが、そのたくさんあるマナーの中でも挨拶は、基本的で必ず習得しておかなければいけないマナーです。

挨拶だけでも印象がガラッと代わり、評価に繋がることもあります。基本的なことだからこそ、しっかりと正しいマナーを覚えておきましょう!