今の時代、結婚するもしないも個人の自由であることから“お局様”といった言葉も相応しくないかもしれません。毎日気持ちよく働きたい。そう考えていても、職場に一人や二人、変わった方がいるものです。
そんな日々を気持ちよく過ごしたい方の中で、“お局様”に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実際にその人の存在で悩む方もいます。職場にいるお局様の特徴と対処方法について紹介しましょう。
職場には何人かはいる場合が多いおつぼねさま“うちの職場にいるお局様には、本当に辟易している”。悩みを抱えている方は、意外に多いかもしれません。古くは、“お局様”と呼ばれる女性社員が一人や二人、職場に必ずいたものです。
結婚をしている女性をいびったり、独身同士で徒党を組むなど、女性がやや働きにくい職場を形成する中心的存在といった印象もあるかもしれません。お局様ですが、そもそもどういった意味から、この言葉が利用されているのでしょうか。
お局様とは江戸時代に遡るような言葉であり、今のような言葉の意味を持っていませんでした。時代が進むに連れて、職場に長年勤めている中年女性のことをそのように言い出し、さらに未婚で口うるさい女性。
イメージにもなっていったと考えられます。長くその職場に位置しており、偉い立場でもないくせに、その職場や部署内を取り仕切るといったイメージかもしれません。
職場にいるお局様とは、どういった人たちを指すのでしょうか。考えられるのが、“口うるさい”といったところかもしれません。
その会社に規定があるわけでもないのに、髪の毛の色だったり服装、さまざまな言動を注意してくるといった場合、間違いなくお局様らしい行動といえるかもしれません。
酷い場合は、わかりやすい陰口や意地悪、嫌がらせをするといった、“事故”にも近い行動を取る方もいるようです。お局様を俯瞰した時に感じることができる、全体的な特徴を紹介していきたいと思います。
お局様の特徴は、女性従業員を中心に冷たい、といったところです。一部例外もありますが、お局様は男性社員にはとても甘えており、お気に入りの男性に至っては余計な行動を取るレベルともいわれています。
場合によっては後輩女性社員がお局様のお気に入り男性社員に話しかけてしまうと、「お前は何も見てこなかったのか?」と言わんばかりに注意、嫌がらせされてしまうのです。
職場にいるお局様の特徴は、基本的にかまってちゃんであるところです。かまってちゃんとは、とにかく人にかまってもらいたい、心配してもらいたいといった心理を持っている人たちのことになります。
かまってちゃんの特徴として、誰かに心配してもらいたい、ちやほやされたい…といった部分があるでしょう。職場のお局様は、“今日は疲れている”とか“体調が悪いフリ”、“昨日〇〇さんの仕事を手伝っちゃったから〇〇だ…”など、余計なことばかりをつぶやくのです。
その上で、“〇〇さん、大丈夫ですか?いつも、仕事の中心だから大変ですよね…”など、労いの言葉を求めてくるのです。新しい服で出勤すればそれを見せびらかし、“素敵なワンピース!私も真似しちゃおうかな?”など、とにかくおべんちゃらを言わせようと必死です。
当然、お局様に声をかけないとすぐに不機嫌になりますし、嫌がらせの対象にすらなりかねません。ウザいし面倒なのがお局様といった存在でもあるわけです。
職場にいるお局様の特徴として、なぜか急に怒り出すといった行動を取る方が多いところです。情緒不安定なのか、何かちょっとでも気に入らないことがあれが劣化のごとく怒りだし、またその声も大きいため周囲が困惑してしまいます。
お局様はお伝えしている、“かまってちゃん”であることから、誰かに心配してもらいたい気持ちを持っているようです。怒り出すといった行動の場合、基本的に“気に入らないことは、とにかくイヤだ”といった心情があることがわかります。
お局様はその職場に長く勤めていることから、もはや家と同じような空間を過ごしているレベルです。自宅でイヤなことがあった時のようにダダをコネ、多くの人を困らせてしまいます。周囲の社員からすればとても迷惑ですし、訴えたくなるレベルかもしれません。
職場にお局様がいた場合、その対処法をしっかりと考えておく必要があります。お局様は中年女性といった場合が少なくありません。自分よりもその会社での在籍時間が長く、目上といったこともあり、厳しく叱責することはできないでしょう。
お局様は、とにかく自分を認めてほしい。それだけのために会社に出勤しています。それをむげに否定したり、後ろ指を指すため、怒り狂っておかしな行動に出てしまうと考えられるでしょう。否定をしてしまうと陰口や悪口、意地悪などが始まるので注意しましょう。
お局様の一味になるのではなく、あくまで承認欲求だけを満たさせ、距離を置くことが最も適正な対処法ではないでしょうか。褒めるところは褒める、心配するところは心配する。
相手も目くじらを立ててターゲットにしてくることはないでしょう。距離もほどよく置くことにより、相手もこちらにさほど干渉することはありません。
強く拒否する事で、周りに自分は悪くないアピールなどを始めるのもお局様です。撃退したい場合、署名を取って上司に伝えてもらうしかありません。匿名を条件にすることで、大きなトラブルを避けることができます。
上司にも理解してもらえるよう、しっかりと説得するところから始めてみてください。上の立場の人から注意してもらう事が重要です。
適当にお局様をあしらう事で業務に支障が出なければ距離を置く事も大事ですが、仕事に支障が出る。悪口や陰口を広める、意地悪や業務の邪魔をする場合は対処を早めに行う事が大事です。上司や周りの同僚などにも相談しましょう!