弁護士へメールで相談や依頼を行う際には必要な書き方や例文と件名ややり取りの注意点とわかりやすい文章のポイントをチェックしましょう。自分たちでどうにもならない問題でも、法律に則って解決してくれる弁護士は、困っている方にとって強い味方です。
現代では、電話やメールで気軽に相談ができる法律事務所も増えてきています。そんな中「上手くメールの文章が作れない」と悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。メールで上手く説明ができないまま、送信してしまうと自分が期待している回答をもらえない可能性もあります。
弁護士にしっかりとした回答を貰うためにも、わかりやすいメールの文章を作ることが重要になります!弁護士にメール相談・依頼をする際の例文についてや、注意点やポイントもチェックして、メール相談を行う際の参考にしてメールをわかりやすい文章で作成しましょう。
弁護士へメールで相談した場合のメリットやデメリットについてご紹介いたします。電話ではなくメールで相談する場合などはメリットやデメリットも存在します。簡単に理解してから状況に合わせて相談すると良いです。メールだと対応が遅い。好きな時に相談出来るなどのメリットもあります。
良く「弁護士に相談するのは緊張する」「周りの目が気になる」というお悩みを耳にします。電話相談や直接弁護士に会って相談するのは緊張してしまったり周りの目も気になりますよね。何より不安です。
メールであれば自分の空いている時間帯に連絡をすることができ、直接合うことも無く緊張も半減するでしょう。
相談の時間制限がないので、ゆっくりと相談内容をまとめながら、相談したいことを的確に伝えることができます。そういった点では大きなメリットとなりますね。
一方デメリットでは上記の3つのことが挙げられています。まず、回答を急いでいるという方には、返答に時間がかかる恐れのあるメール相談は向いていないようです。
メールには無料で相談できるやりとりの回数などが設けられていることもあり、期待していた回答がもらえなかった時に何度も聞き返すことができないこともあります。
相談内容によっては無料で回答できないこともありますので、せっかくメールをしたのに無駄になってしまうこともあります。的確なアドバイスを早急にもらいたいという方の場合はメール相談はデメリットとなってしまいます。
弁護士にできるだけ伝わりやすくするために、わかりやすいメールの文章を作るポイントや注意点をご紹介いたします。相談がまとまってない文章で作成してしまうと弁護士じゃなくても読むのが面倒だったりもします。相談したい要点をまとめて明確に文章を作成しましょう。
メールの初めに「〇〇についての相談」と、相談内容を明確に記載しましょう。例えば「会社のパワハラについての相談」「離婚後の養育費に関する相談」など。
相談内容をダラダラと書き始めるよりも、どのような相談内容なのかを初めに記載しておけば弁護士の方も分かりやすく、問題点を整理しやすくなります。
相談内容の次は、何があったのかについて記載しましょう。この時「1月20日に離婚をして、それから養育費の話し合いを進めていました。しかし、相手は払う気がない、払える時に払えるなど適当なことを言い出し始め、話に収集がつきません…」と、文章にして内容を伝えてしまうと大変読みにくく感じてしまいます。
文章で長々と書くのではなく、時系列で箇条書きにしておくと内容が理解しやすくなります。相談内容がわかりにくいと弁護士とのメールのやり取りが多く発生する場合もあり、その場合はもちろん無料相談を超えてしまう場合もあります。
何が有ったのかについて、箇条書きで、伝えるのと同様、メールの後半には質問事項を箇条書きにしてまとめましょう。こうする事で、弁護士の方も適切な回答が出しやすくなります。相談したい内容を頭の中でしっかりとまとめてから送信を行う様にしましょう。
それでは、弁護士へメールで相談・依頼をする際の例文についてご紹介いたします。
———————————————————-
件名:〇〇法律事務所 弁護士〇〇様 〇〇の相談について
〇〇法律事務所
弁護士〇〇様
初めてご連絡をさせていただきます。〇〇と申します。
養育費に関しての相談をさせて下さい。
現在、1月20日に離婚が成立した旦那との間に2人の子供がいます。その2人の子供に対しての養育費に関して、認めてもらえず収集がつきません。
1月20日 離婚届提出・受理
1月21日 養育費に関しての相談(払う気がない・払える時に払うと主張)
1月22日 再度相談・意見を変えず毎月の養育費を減額した
1月30日 金額には了承。公正証書を書いてほしいと伝えるが嫌だと言われる
このまま養育費に関して元旦那と交渉していてもらちが明かないと思い、今回メールで相談をさせていただきました。
質問をしたい点は以下のとおりです。
1.養育費は強制的に貰うことが出来るのか
2.公正証書は強制的に書いてもらうことが出来るのか
3.減額を伝えたが、正しい金額を払ってもらうためにはどうすればいいのか
4.これらを弁護士さんにお願いするとどのような解決ができるのか。
5.弁護士費用はいくらなのか
以上についてご回答いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
~署名~
〇〇 〇〇
・・・@・・・(返信用メールアドレス)
———————————————————-
相談する人によって、あなたの抱えている悩みや問題に強い人・弱い人がいます。例えば、借金の問題を抱えている方の場合、借金問題に強い弁護士や借金問題を専門的に扱っている弁護士に相談することをおすすめします。
自分と合う人・合わない人も出てくるかと思います。後に後悔してしまわないように、1人ではなく少なくても3人の弁護士事務所に相談をするのが理想的です。
今ではメールや電話で無料相談が出来る弁護士事務所も増えてきていますので、そういったメリットを最大限に活用して、自分に合う弁護士の方に相談・依頼をすることが大切ですよ。
自分の悩みを誰かに具体的に伝えるのは難しいことで、ダラダラと文章を書いてしまいがちです。しかし、文章が長ければ長いほど相談内容が薄れてしまい弁護士の方も的確な回答を出せなくなってしまいます。
上記の3点が弁護士にメール相談・依頼をする際の大きなポイントです。ポイントを踏まえて、わかりやすいメールの文章を作れるように心がけましょう!相談内容を明確にして、長文ではなく簡潔な質問を行う事で、回答を貰えるようにしましょう。