リフォームが終わり注文者へ引き渡しをする前に、作成しておかないといけない書類が完了確認書です。就職先、再就職先が建築業界で今まで聞いたことが無い書類が沢山…という事はよくあります。
完了確認書は、リフォーム業者などの建築業界では良く作成されている書類ですが、業種が違う場合あまり知られていない書類です。
その中でも一般的に良く使用されている完了確認書について使い方や記載事項をチェックしてみましょう。建築業界に就職される場合、目にする機会があるはずです。
完了確認書とは、リフォーム工事や修繕工事を行い、そのすべての工事が終わり竣工検査を完了した後に「完了しました」と伝えるため使われる書類です。
依頼された工事内容をすべて完了し、検査も問題なく通過いたしましたと注文者へ証明するために完了確認書は提出されます。
工事依頼内容と実際に行った工事に相違が無いか、注文者と再度一緒に施工場所を確認し、すべて問題がなければ、サインをもらいます。
完了確認書を渡し、サインを貰った後に渡さなければいけない物があります。
など、注文者に渡すべきものは、サインを貰ってから渡しましょう。
控えを作成せず1部のみの保管となってしまうと、後に偽装されてしまう恐れがありますので、施工会社と注文者双方で確認書を保管できるように、控えを準備しておきましょう。
工事内容について確認した後、2部共に署名・捺印を頂き大切に保管するよう説明をしておきましょう。
完了確認書を作成する前に、竣工検査をクリアしなければいけません。この竣工検査は少しでも不備などがある場合、指摘箇所を治した後、再検査となり時間もかかります。
不備が見つかった場合工事が予定より長引いてしまう事もあり、注文者にも迷惑をかけてしまいます。少しでも引き渡しまでスムーズに進めるように、チェックポイントを事前に確認しておきましょう。
依頼された工事の作業が終わる際、どこかに不具合がないか十分に確認をするのが竣工検査となります。箇所ごとのチェックポイントについて見ていきましょう。
インターネットなどで検索すると「完了確認書の記入例」などが表示されます。書類のフォーマットにより少々異なりますが記入項目について最低限記載しておくべき内容を知っておきましょう。
リフォーム、外装や電気など工事を請け負う側(業者側)で知っておきたい最低限の記入項目は以下となります。
【○○邸 外装工事】【○○ビル 電気工事】など、どこの何を工事したのかを記載しましょう。
工事を行う場所の住所を記載しましょう。
〇年〇月〇日~〇年〇月〇日と、工事の期間を記載しましょう。
工事を請け負った会社の名前と、代表者、担当者の氏名を記載しましょう。
請負業者の住所を記載しましょう。
工事の内容を、項目と概要に分けて記載しましょう。
工事を業者に依頼する側の記入項目もありますので、書類を作成する機会がある場合はどちらも知っておいた方がいいでしょう。
【上記の物件について、工事が完了したことを確認しました】など、工事を完了して注文者が確認したという事実を記載しておきましょう。
工事完了日を年月日で記入しましょう。
注文者の署名・押印を頂く欄を作成し、記入してもらいましょう。
リフォームの保険って存在するの?という疑問をよく耳にします。リフォームを扱っている建築会社のほとんどは、【住宅過疎担保責任保険法人】という法人に登録されています。
リフォームの保険に加入したいのであれば、この住宅過疎担保責任保険法人に登録がある建築会社にリフォームを頼まなければいけません。
業者側は、保険について加入の有無を確実に確認しておかないと、後にトラブルが起こってしまいますので、保険の取り扱いがある場合は、保険についてきちんと説明しておきましょう。
過疎保険に加入した場合、リフォーム契約時に話し合い決定した通りのリフォーム出なかった場合(性能や品質)や、リフォーム後に専門の建築士による検査が行われます。
その際に決められている耐震性を満たしていない場合でも過疎との判断になります。その修繕に必要な修繕費などを補償してもらえるというのが過疎保険です。
こちらの保険はリフォーム中に業者が倒産した場合でも保証されます。多くの場合は、業者から進められますが保険についての説明が万が一なかった場合は、聞いてみましょう
過疎保険は、リフォーム着工前に契約します。保険については契約時に詳しい内容を説明されるので、きちんと聞いておく必要があります。
会社から、完了確認書の作成を頼まれてどのような様式で作成したらいいのかわからないと悩んでいる方は、無料でダウンロードが出来るテンプレート・ひな形サイトもあります。
簡単にダウンロードでき、ExcelやWordファイルも多いので、必要な項目が無い場合は、簡単に追加する事もできますので必要になった場合はチェックしてみてください。